元スペイン代表ビジャ発掘 2人の日本人選手がスペインでプロ契約を勝ち取る! 元スペイン代表ビジャ発掘 2人の日本人選手がスペインでプロ契約を勝ち取る! 2020年10月17日09時30分 ダビド・ビジャ 画像提供 : sport 利用規約 関連ニュース 2度の決定機逃したマンU 監督はリヴァプール戦の結果に不満「少しがっかり」 ビジャ率いるDV7が生まれ変わる、初回セレクションは2021年度に開催 ビダル ユーヴェDFとハグの際に古巣エンブレムにキス 元ブラジル代表のロナウド 22歳DFを売却したレアルに「間違いだった」 今夏シティが280億円投資で大型補強か 元マンUのルカクらをリストアップ インテルの深刻な財政問題 移籍金と選手の給与が未払いに サラーが「触るのが怖くなる」くらいの“恐怖”のクロッサーとは... ネイマール みんなから批判され...「一度はサッカーを辞めたいと思った」と告白 モラタ「C・ロナウドやディバラと一緒にプレーしたことを子供たちに伝えたい」 ラウタロの移籍は無しか?「インテルに勝つために...」 ここ10年で最強の「プレイメーカー」はメッシ 2位イニエスタに50ポイント差の圧勝 モウリーニョ ベイルとの交渉を否定「議論は一秒たりともない」 人気記事ランキング Daily Weekly Monthly 1 チチャリートのセクシー妻、夫専属トレーナーとの不貞行為疑惑を否定「肉体的に...」 2 ネイマール みんなから批判され...「一度はサッカーを辞めたいと思った」と告白 3 メッシ退場 “大荒れ”のスーペルコパ決勝、2得点のグリーズマンに最高評価「8」 4 サラーが「触るのが怖くなる」くらいの“恐怖”のクロッサーとは... 5 退場処分のメッシ 一発レッドの理由は「腕で相手を殴った...」 1 レアル・マドリーの貯蓄政策 放出対象9選手に声が懸からず大苦戦 2 チチャリートのセクシー妻、夫専属トレーナーとの不貞行為疑惑を否定「肉体的に...」 3 バルサ、左SBの補強は必須...アルバの代役に3選手をリストアップか 4 ダニ・アウベスが18年ぶりにセビージャに復帰! 新たな形での再会を喜ぶ 5 スペインで流行“雪の裸ショット” アトレティコMFも美人彼女と共にセクシー投稿 1 ラモス、マドリー会長へ「PSGは私とメッシで強いチームを作る」 2 怪童ハーランドが選ぶ世界最高のCB“三指”「フィジカルだけでなく非常に知的」 3 レアル ラモスの代役探し“プランB”に移行する可能性...2選手に注目か 4 レアル・マドリーの貯蓄政策 放出対象9選手に声が懸からず大苦戦 5 イスコ妻の“授乳投稿”が再び話題に...以前にはフォロワーから批判の声 ダビド・ビジャが代表を務めるDV7グループが手掛けるスペインでのプロ挑戦プロジェクト『Road to Spain 2020』。日本国内でのトライアルを勝ち抜いた二人の日本人選手が、スペインで見事にプロ契約を勝ち取った。 国内トライアルを勝ち抜いた桑原遥と藤島樹騎也の両選手は、先月上旬から約1ヶ月間、テルセーラディビシオン(4部)のグループ2に属するUDジャネーラのプレシーズンに参加。3試合の対外試合を含むプレシーズンで結果を残し、今シーズンの契約を掴み取った。 同カテゴリーの新シーズンは今週末から開幕。一時帰国した彼らは、ビザを取得した後、来月にも再び渡西して2020/21シーズンのスペイン4部をプレーする。 SPORTはスペインでのプロ契約を勝ち取った桑原遥と藤島樹騎也に2回目のオンラインインタビューを行った。 ■桑原遥(クワバラ ハルカ) [写真/@DV7] ポジション:MF(ボランチからインテリオール、トップ下) 生年月日:1998年6月21日(167cm/65kg) 主な経歴:桐光学園→東洋大学(4年) ■藤島樹騎也(フジシマ ジュキヤ)[写真/@DV7] ポジション:FW/MF(両ウイング&サイドハーフ) 生年月日:1996年8月26日(167cm/62kg) 主な経歴:星稜高校→中京大学→ボナーSC(ドイツ4部)→ジークブルク(ドイツ5部)→FCヴァッカー・インスブルック(オーストリア2部※セカンドチームは3部) ーースペインでの1ヶ月間の挑戦を終えての感想。 桑原遥(以下、桑原):初めての海外での長期滞在で食事が不安だったけれども、DV7さんが全面的にサポートしてくれて、食事も美味しかったし、生活面での問題はなかった。サッカーに集中する環境でプレーに専念できた。 ーー前回の取材時には「荒い、ハードなプレーが多い」とスペインサッカーのイメージを語っていた両者。実際は? 桑原:日本とは全く違ったスタイル。大学ではパスを繋ぐスタイルでやっていたけれど、フィジカル面が重視されて、想定内ではあったけれど、球際のところが激しかった。ロングボールを蹴ってサイドに起点を作って、というやり方が多かった。 藤島樹騎也(以下、藤島):日本は少し待ってボールを取りにくるけれど、向こうは体ごとボールにぶつかってくる。ボールへのアプローチの厳しさは凄く違う部分。質は日本人のほうが高い。その中でどうやってアピールするかを考えながらプレーした。(武器である)スピードのところは全然やれた。監督からは「お前は飛行機だからどんどん仕掛けろ」と言われていた。ドイツよりスぺインの方が荒く、ファウルも戦術といった感じ。オーストリアが一番パスをつなぐ。スペインはまずは守備からで、それから攻撃。 ーー評価されたポイント。 桑原:監督からは守備のポジショニングのところを強く求められた。スペイン人は日本人より守備面がルーズだと感じた。細かくポジションを取り直すことだったり、ターンして前を向くところ、試合中に修正できる点は評価されたと思う。 藤島:スピードの部分が一番だと思うが、攻撃では一対一、守備面では球際の部分だったり。日本では逆サイドでプレーしていたら中央に絞るけれど、監督からはタッチラインを踏むくらいまで張っておけと言われて、チームが自分に合わせてくれた部分もある。その点ではやりやすかった。 ーーチームメイトとのコミュニケーション 桑原:通訳がいたのでチームのスタッフとの問題はなかった。言葉は分からなくても笑顔や元気な感じで接した。フランクな選手が多くて受け入れてくれた。コミュケーションは取りやすかった。覚えた単語やジェスチャーで伝えられた。 藤島:言葉は通じないし、自分がアクションしないとリアクションはないからチームメイトのコミュケーションは積極的にやった。一日一単語を覚えていって、意味がなくても、それ(覚えたての単語)をどんどん使う。がめついてた(笑)。契約においてもそういった部分は評価されたと思う。 ーー通用した部分とこれからの課題 桑原:技術は全然通用する。ターンで前を向く得意なプレーをもっともっと出していきたい。フィジカルで負けない体作りを続けていく。 藤島:サッカーは個人競技ではないから、自分がいいプレーをしても勝てない。自分のいいところをどうやってチームに融合させていくか。守備や連携を高めて、チームとしてやること。チームがあって自分がある。 ーー向こうでの一日の流れ 桑原:練習日は、10時朝食またはジム、13時から14時に昼食、空いた時間で通訳の方とスペイン語の勉強。18時半から練習場に移動して、19時半から練習、22時頃に帰宅、0時から1時に食事。 ーーコロナウイルスの影響 サッカーをする上では特に問題なかった。普段の生活でもマスクをして、日本と同じような感じ。 ーーダビド・ビジャとの面会 最終日に会う予定だったが、前日にマドリードがロックダウンで(ビジャが)出られなくなってズームで話をする機会があった。ビジャから言われて一番心に残っていることは、「サッカーの3時間以外、残りの21時間を大事にしないといけない」ということ。やっぱりコーチに言われるのと説得力が違う。考え方や、すべてが一流。まだまだ全然足りないなと思った(藤島)。 ーー友達や周囲から反響はあった? 桑原:大学リーグを途中で抜けるから最後までやりたい部分はあった。でも自分で決めたこと。チームメイトや監督に伝えた時は喜んでくれた。 二人はビザの関係でチームへの合流が遅れるものの、来月にも再びスペインに渡る。「半年で活躍できればステップアップできる」契約が盛り込まれているため、出来次第ではセグンダB(3部相当)やそれ以上のカテゴリーから引き抜かれる可能性もある。ただ、あくまで目標は「チームでのセグンダB昇格」(藤島)。昨シーズンはテルセーラ・ディビシオン・グループ2を2位で終えたUDジャネーラは昇格候補の一つに挙がる。チームを昇格に導けば、自ずと二人の道も切り開かれるだろう。 UDジャネーラ[写真/@UDLlanera] SPORTは彼らの飛躍を願っています。今後もスペインでの活躍を追っていく。 ■関連記事:DV7『Road to Spain 2020』合格者がスペイン挑戦前に意気込みを語る ■関連記事:ダビド・ビジャ『Road to Spain 2020』最終選考に全国から50名の猛者が集結 ■関連記事:ダビド・ビジャがプロデュースするリーガエスパニョーラへの道『Road to Spain 2020』 このページの先頭へ